友人

一昨日、友人とお酒を飲みに行った。

大学1年の夏に初めて話して、一緒にいるとなんとなく空気が居心地良い友人だ。

お互いに趣味も勉強していることも生まれ育ちも違うけれど、物事の捉え方とか感じ方とかが通じていて、頻繁に連絡を取り合っているわけではないが会えば自然と一緒に講義を受けたり、風邪を引いたら家にプリンを届けに行ったり、気が向いたらご飯を食べに行ったりする。

 

小さい頃から引越しや転校が多く、浅く広い友人関係に甘んじるようになった自分にとって、話したい、話を聞きたいと思う友人は初めてだ。

 

自分と友人は異性であるから、よく一緒にいるとカップルだろうと言われる。最近はいちいち否定するのも面倒で、友人のほうはもう流しているようだ。自分もそうしよう。

 

向かいのカウンターにいた、30代くらいの男女の2人組の男性のほうから、2人は幼馴染?と聞かれたのが嬉しかった。仲がいいから訛りが出るというのもなんだか嬉しかった。

 

友人も自分にも事情があって、来年度は学校にいないかもしれない。当たり前のように一緒にいるけれど、どちらかがいなくなるとしたらあと2ヶ月後、突然だ。まさにその時になるまで、お互いにどうなるかわからない。突然その時が来てしまうのか。

今はまだ、来ないでほしい。

飲みに行っては泊まって朝まで話をして昼まで寝て、こんなことをまだできたらいいなと願う。